お早うございます 投稿者:tomikoko 投稿日:2012/04/21(Sat) 09:17 No.2848 吉野山に桜が多いのは、桜が吉野蔵王権現(ざおうごんげん)の神木である事に由来します。
修験道の開祖とされる役小角(えんのおづぬ)は、金峰山(現在の大峰山系)で修行を積み、ここで感得し蔵王権現像を彫ったとされます。その時に用いた木材が桜樹であった。以降、行者達は桜材を使い権現を彫刻し、これを祀る習わしとなったようです。 これより桜は神木となり、桜の枯れ木といえども薪にさえせず、一枝を折る者は指一本を切るといったような厳しい信仰が厳守されたと伝えられています そのため蔵王権現に祈願する際には、神木とされる桜の苗を寄進するのが最善の供養となる風習が起こり、平安時代の頃からこの地に多くの桜が植えられるようになった。 現在も吉野の人たちは、大切にサクラを管理し、守っておいでです。 吉野蔵王堂周辺を見て下さい 添付:2848.jpg (95KB) |